隙間を少なくして熱損失を極めて小さく抑えたのが、気密性の高い=高気密の家。
その性能を数値で示したのがC値(=床面積1㎡当たりの隙間面積)です。
数値がゼロに近づくほど「高気密な住まい」となります。
高気密の家とは、隙間を少なくすることで、熱損失を限界まで小さく抑えた(内外の空気の出入りを少なくした)家のことです。
この気密性を数値で示したのが「C値(=床面積m² 当たりの隙間面積)」で、数値が小さいほどより高気密な家といえます。
気密は現場の職人が丁寧に施工することでつくり出す性能です。
また気密性能は「気密測定」を行わなければ知ることはできません。
WAGA DESIGN BUILDは第三者機関による気密測定を全棟実施し、証明書を発行しております。
さらに、日本の気密性能の目標値は5.0(c㎡/㎡)ですが、高気密にこだわるWAGA DESIGN BUILDでは、C値0.5(c㎡/㎡)以下を標準値とし、これまでの実測平均C値は0.275(c㎡/㎡)となっております。
耐久性能とは、永きに亘り耐震性と断熱性を保証するもの。
アメリカの住宅の耐用年数は66年、イギリスは80年と言われていますが、日本の住宅の耐用年数は約30年です。
この数字は先進国のなかでもワーストです。
耐久性が落ちる原因は「結露」で、その結露の発生原因の一部に「気密」が関わっています。
結露とは空気中の水蒸気が凝縮する現象で、住宅の窓や壁などに発生する表面結露と壁の中に室内で暖められた空気が侵入することで発生する内部結露があります。
表面結露はカビやダニの原因になるため住む方の健康に影響しますし、内部結露は木材内の水分が増加することで木材腐朽菌を繁殖させて木材を腐らせます。
気密が高い家と低い家どちらが換気がしっかり行われると思いますか?
気密が低い(隙間が多い)家の方が、隙間風が入り、空気が交換されるイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
気密が低い家というのは穴の開いたストローと同じです。吸ってもなかなか飲み口まで飲み物が届きません。隙間が空いていると空間全体での換気ができず、局所的な換気がされてしまいます。(ショートサーキット)
一方、気密が高い家は計画的な換気ルートを通って空間全体で適切な量の換気が行えます。
家を常にきれいな空気で保つことが、快適な暮らしに繋がります。